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「加藤清正 虎の夢見し」を読みました

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羽柴秀吉の小姓から肥後五十万国の大名となった加藤清正を津本陽さんが描いた「加藤清正 虎の夢見し」を読みました。

この本では、加藤清正が夜叉若と言われていた10歳くらいから死ぬまでが描かれています。

本の帯に激動の全生涯とあったので、期待していましたが、逸話が多く登場するだけで、加藤清正の生涯というほど、よくは分かりませんでした。

全般的に、清正が前面に出るというよりは、一般的な歴史の流れがあり、その中で清正はこう考えた、こう行動した、みたいなのが多くて、小説というほど、感情移入できるような場面はありませんでした。

小さい頃から羽柴秀吉の小姓として生活していたというイメージを持っていましたが、この本では中国攻めで武功をあげるなど、小姓としてではなく、足軽大将のような位置づけで戦に参加しているようでした。

清正が活躍した様子を見せたかったせいか、意外と中国攻めが詳しく語られていたので、本の主題は置いておいて、楽しむことはできました。

読む前は断然賤ヶ岳の戦いの後くらいが多いのかなと思いましたが、賤ヶ岳の戦いの段階で半分くらいは紙面がさかれています。

賤ヶ岳の戦いでは、山路将監という豪傑を討ち取るので、物語的には盛り上がるところですが、この本では逸話レベルでしか紹介されず、なんか歴史書みたいな感じがしました。
その後は、肥後の国に入り、一揆勢と戦うのですが、ここでも有名な木山弾正との一騎打ちも逸話として紹介されていました。

どこかで、木山弾正が優勢だったが、味方に誤って殺されたと、聞いたことがありましたが、ここでは、太刀打ちをいたせ、と言って、弓矢を捨てたさせ、自分も槍を捨てた後、すぐに槍を拾って、だまし討ちにしたと、描かれていました。

清正はずるい、ということではなく、もっと違う観念で生きていた、と書きたいようですが、何回読んでもよく意味が分かりませんでした(笑)。

全般的には、加藤清正という人物は凶暴な性格ではなく、非常に思慮深く、治政を行った人物として描きたかったようです。

実際にはその通りだと思うのですが、ちょっと度が過ぎていて、特に加藤清正を立てたいがためなのか、天敵である小西行長や親友である福島正則を悪く書く様はすごかったです。

特に、福島正則は反面教師的な登場しかしなくて、ちょっとかわいそうな感じです。それに比べて、加藤清正は立派、という論調でしたが、ちょっと極端な感じがしました。

ただ、豊臣派の中でも一番人望はあったし、築城の名手であることは確かで、それだけ軍略に精通していたとも言えるのかなと思いました。
なので、本の帯にあるような「家康がもっとも怖れた男」というのも、あながち誇張ではないなと思っています。

そんな加藤清正の活躍がいっぱい描かれているとよかったのですが、ちょっと残念でした。

お勧め度は★★☆☆☆です。

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