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「家康と正信」を読みました

家康と正信―最後に笑った主役と名補佐役

徳川家康とその参謀である本多正信を、童門冬二氏が描いた「家康と正信」を読みました。サブタイトルは「最後に笑った主役と名補佐役」です。

家康のことはともかく本多正信の本というのはあまり見ないですね。イメージとしては、若い頃は一向一揆に参加して家康と対峙したり、秀吉の死んだ後の一連の徳川家の謀略を主導した人、って感じです。

実際にこの本では、家康の周りに起きた出来事を中心に、本多正信がどのように関わったか、どういう気持ちだったか、というのが描かれており、一向一揆に参加して家康が苦しい時代に一緒に戦えなかった、というのを常にトラウマのように気にして生きている様子がよく分かります。

本多正信は家康と同じことを考えるようになりたい、と願い、家康の脳の一部になって考えることを目指し、実際に家康から様々なことを命じられるようになると、それに喜びを感じるようになります。

そのため、阿吽の呼吸とも言われるくらい、家康が何を考え、何を伝えたいのかが分かるようになる反面、武功派の武士達からは敬遠されます。元々家康の部下は武功派が多く、本多正信のような部下は非常に稀有で価値がある、ということに家康自らが気づいており、そのため重用された、ともいえます。

この本では最後に大久保忠隣を失脚させてしまったことに家康が怒り、本多正信を敬遠するような感じになっていますが、それも本多正信を買っている家康が、忠隣をなぜ失脚させなければならない事態にしてしまったのか、ということを責めているような感じで、高い評価だったことの表れともいえると思います。

お勧め度は★★★☆☆です。

関連リンク:
 戦国もの@読んだ本紹介

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