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上杉三郎景虎を読みました

上杉三郎景虎 (光文社文庫)

北条氏康の子供(八男?)であり、後の上杉謙信の養子となった上杉景虎を近衛龍春が描いた「上杉三郎景虎」を読みました。

上杉景虎は三国一の美男といわれただけに、本の表紙は非常に派手なものとなっています。
また、上杉景勝や直江兼続は有名ですが、上杉景虎はあまり知らなく、上杉謙信が死んだ後に上杉景勝と争って敗れたというぐらいしか知らない武将です。それなのに、本は小さい字で書かれしかも分厚くなっていて、非常に読み応えがありました。

北条三郎は側室の子供であったため、はじめ早雲寺に入れられて、還俗して武田家の人質として甲斐に送られて武田三郎として武田信玄の養子となりました。(いろんな説があるようですが)
北条家と武田家の同盟がなくなると、切られることなく、送り返されて、また早雲寺に入れられます。

そして、今度は北条幻庵の婿養子となって一城の主となるものの、上杉謙信の養子として人質になります。
ただ、北条家と上杉家の同盟が破棄されても、またもや切られることなく、そのまま上杉謙信が以前使っていた景虎という名を与えられ寵愛されます。これだけでも相当の人生を送っていますが、さらに上杉謙信が亡き後に、御館の乱まで苦悩の日々が続くというように非常にすごい人生を送っています。

それにしてもこの本では直江兼続(樋口)は結構悪く書かれています。割と好きな方の武将だった自分でさえ、「こいつひでぇーなー」と思うくらいの謀略ぶりを発揮しています。
一方で、そう思えるくらい、著者の書き方がうまく、上杉三郎景虎に感情移入して、応援をしてしまいました。

お勧め度は★★★★☆です。

関連リンク:
 戦国もの@読んだ本紹介

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