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「片桐且元」を読みました

片桐且元 (小学館文庫)

賤ヶ岳七本槍の一人で、大阪冬の陣のきっかけを作った?人物である片桐且元を、鈴木輝一郎が描いた「片桐且元」を読みました。

片桐且元といって知っていることといえば、秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳の戦いで活躍した?、とか、豊臣秀頼の傅役の一人で最後は淀君や大野治長に大阪城を追い出され、それが大阪冬の陣のきっかけになった、ということくらいしか知りませんでした。

この本ではもっと詳しく知れるかなと思ったのですが、いきなり目次を見てびっくりしました。
第1章が「方広寺」だったのです。
方広寺といえば、失脚のきっかけとなった鐘銘で有名で、え、もう終わりの方じゃん、という感じですよね。

この本では方広寺から大阪城退去までを描いています。
そのため、豊臣内部の抗争や、駿府城での片桐且元の弁明などが細かく描かれており、いくさ人として生きてきた片桐且元が金地院崇伝や本多正純などと弁論を戦わせる様子などは非常に面白いです。

他の登場人物としては、真田信繁や織田常真(信雄)などがからんできます。
特に織田常真は非常に自分の実力をよく分かった賢い人物として描かれています。一方、真田信繁は忍を扱う警護隊長みたいな感じで描かれていて、一般的なイメージとはちょっと違うかもしれません。

お勧め度は★★★★★です。

関連リンク:
 戦国もの@読んだ本紹介

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