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「捨て童子・松平忠輝」を読みました

捨て童子・松平忠輝〈上〉 (講談社文庫)

徳川家康の六男でありながら、鬼っ子といわれた松平忠輝を描いた隆慶一郎著「捨て童子・松平忠輝」を読みました。

忠輝というと、長男信康のように剛毅英邁で、家康から疎まれたイメージがありますが、本作では小さい頃から武芸に秀でて、宿敵柳生一族と争いながらも、家康からは非常に信頼され、後継を間違えた、といわせるくらいの人物として描かれています。

また、兄である将軍秀忠からは疎まれて、ずっと命を狙われる羽目になります。度重なる柳生一族からの攻撃を、奥山休賀斎から学んだ武芸と、元武田の忍びでましらの才兵衛と共に、破っていきます。
秀忠は悪く書かれていて、豊臣家が滅ぶまでは家康の力が必要だと考えるしたたかさと、滅んだら家康を殺そうとする悪意など、が描かれています。

忠輝の成長を望んでいた人物として、後に付家老となった、大久保長安がいます。
大久保長安のことは、正直あまり知らず、優秀な代官で金山や銀山の開発などに貢献し、最後は不正を行い、失脚した、という感じです。

本作では、キリシタンの力を結集し、忠輝を将軍にしようと画策するなど、自らの野望に向けて邁進しています。

忠輝は非常に魅力的な人物で周りからも好かれる存在でありながら、最後は配流されてしまうなど、波乱の人生が非常に面白く描かれていました。

お勧め度は★★★★★です。

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 戦国もの@読んだ本紹介

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